Xencelabsという新しいペンタブレットメーカブランドが誕生した模様。
まずはワイヤレス接続も可能なペンタブレットと周辺機器を4万円程度で販売する予定らしい。
ペン先の形状を見るとワコムとほぼ同じになっている。
これまでの中華ペンタブ(Huion/XP-Penなど)とは異なる構造なので、力を入れたときに急に筆圧が変わる、ということが発生しにくいのでは?と期待される。
残る問題点としては、対応するペンAPIの種類について。
製品ページには対応する絵描きソフトに関する記述が見当たらないので、推測もできない。
WindowsのTablet APIは必須として、ワコム由来のWinTab APIには対応しているんだろうか?と気になって「ドライバーダウンロード」ページからWindows用の XencelabsWin_1.0.2-10 を入手してインストール実験をしてみたところ wintab32.dll がインストールされたため、WinTab APIにも対応しているであろうことが判明しました。
また、WinTab API対応ということ以上に衝撃の事実も判明しました・・・
ドライバの署名が「Hanvon Ugee Technology Co. Ltd.」名義となっています。
Hanvonは2019年7月に「XP-PEN、株式会社Hanvonと有限会社UGEEより合併」というリリースにもあるようにUGEE, XP-PENブランドを所有する会社となっています。
どおりで片手デバイスがあると聞いた時、XP-Penも作って(AC19)るな、と思ったし
Xencelabsのペンが何故かPH-5とPH-6という型番で、なんで5からカウント?と思っていたのですが、XP-PenのペンだとPH3という型番とかPA5/PA6とかあるので、その関連だからなのかな?という感じなわけです。
Xencelabsはどの程度の独立性なのかは現時点ではよく分からない感じですが、高級路線がXencelabsで、従来の低価格路線がXP-Penって感じになりそうですね。
2021/03/05追記
Xencelabsロゴの権利者がHanvon Ugee Technology Co., Ltd. になっていました。
Xencelabsは会社ではなくブランドっぽいですね